日本の技術を世界に広める動きがある一方で、そこにはさまざまな課題があります。8月28日付日本経済新聞の記事では「治療機器、技術力で挑む」と題し、日本企業が治療機器開発を行う際の課題を示しています。日本企業にも国際競争力のある治療機器を生み出す技術があります。記事によると、テルモと岡野工業が共同開発した「痛くない注射針」は世界の医療機器メーカーから販売依頼がきたといいます。また、オリンパスと九州大学が開発中の、心不全患者向けの植え込み型除細動装置(ICD)は治療時の電気ショックが小さい画期的な製品だといいます。こうした技術がある一方で、風評被害を恐れて治療機器の部品供給を渋る、ハイリスクハイリターンの投資が少ないためベンチャーが育ちにくい、規制コストが高いなどの障壁に阻まれて、日本は治療機器の約7割を輸入に頼っています。多くの技術が医療に活かされることなく眠っているのが現状です。くしくも日本の技術をいのちのために委員会は、8月28日に1周年を迎えました。私たちは日本の技術を医療の分野で広め、先端医療機器でもっと多くのいのちを救う後押しをしていきたいと考えています。
